教会での参拝の仕方

神前、霊前での基本的な作法と取次の頂き方

・教会参拝の作法は、金光教のホームページにありますように、ご神前、ご霊前の順に正面の椅子に坐り、丁寧に一礼四拍手一礼、心中祈念、一礼四拍手一礼を行います。心中祈念では、穏やかな心で神に向きあい、神の願いを受け入れる心になりましょう。その後、お結界に向かい、お供えがある場合は、先に机の上に乗せ、一礼のうえ、相互に挨拶をしてお取次ぎを頂くという順になります。

・お取次ぎの後には、取次ぎ者と共にご祈念をする事があります。取次ぎ者の指示に従ってください。その後、その願いや難儀の状況に応じ『金光教における助かりの道を戴くための心がけやお導き、神様の願い』をお話します。時には、結界取次者から、ご神米や記念品(潮騒などの文書など)をお下げになる事があります。お下がりは両手で丁寧に受け取り、一礼の上、カバンなどに入れ、くちゃくちゃになる事の無いように丁寧にしまい、一礼の上お結界からお下がりください。

・教会の教師は、生神金光大神のお差し向けとして取次ぎ代行します。しかし、教師も一人の人間であります。参拝者も取次者も神様との縦軸で結ばれ、参拝者も取次ぎ者も、神と人間という視点で、平等に『人は信心する神の氏子』という大切な横の同列の関係です。性別、信心の知識や経験、立場や役割等の、一切の差別はありません。お取次ぎに際しては、鏡の中の自分自身とお話するつもりで、安心してご自分の言葉で、漏れることなく、お礼、お詫び、そして願いをお話し頂き、心地の良い時間をお過ごしください。

・お結界での相談内容の守秘義務は遵法性(個人情報保護法)に基づき守秘義務を厳守します。これを遵守する姿勢から、教話や取次ぎ(教会内外での会話を含む)を通して信奉者の信心や信仰の姿を例にとる場合であっても、教典あるいは教話集、図書に掲載された個人名を除き、特定の参拝者個人(故人を含む)の一切の情報を開示することはありません。信奉者のお悩みや身の上の情報が他人に漏れたり、公開されることは一切ありません。(個人情報保護法:15条~23条)

・入信・脱退に関わる規則や拘束(特別な献金や修行の義務)は一切ありません。(信仰の自由:憲法:20条)

・金光教の教会には、参拝される方の宗旨、宗派、信教や、これまでのご家庭のご先祖代々のご縁に基づく信心の有無に関わらず、どのような方も参拝出来ます。また、入信・脱退に関わる規則や拘束、例えば入会、脱退に関わる金銭の徴収、物品購入のような金銭的な義務や、日常生活をかけ離れた修行などを課すことは一切ありません。

 ・神様へのお供え(初穂などのお礼)を、教会、信徒会、信徒が要請することはありません。相場も決め事もありません。信奉者個人の自発性に基づきます。お供え物とおかげはつきものではありません。包みの表書きには、一般的なお祝、お礼の際の「奉」や、収穫御礼の「初穂料」。ほかに「御神前」「御供」「玉串料」「御玉串」「御榊料」、霊祭関連では「玉串料」「ご霊前」などがあります。神様のお役に立たせて頂くために使われます。その意味合いを大切にさせて頂きましょう。

 ・お結界では、ご神米を頂ける事があります。これは、取次者が、参拝者の『願い』を確かに神様にお届けし、伝えましたという記録でもあります。頂いたら、そのご神米を心の支えとして大切に扱って下さい。自分のお身体、身の上に起きた病(やまい)や怪我の治癒をお願いするときに親神様のお恵みを戴くという願いを込めて頂かせてもらいましょう。ご神米は薬ではなく神様からお恵みになったお米です。しかし、食べたからと言って病気やけがが治るわけではなく、一心に神様に向かう心を込めて祈るために神様に向かう心の目当てとしてください。

 ・信心の後継が出来なくなったご家庭の神殿、神具、書籍等の処分にお困りの場合は、お近くの教会にご相談ください。当教会は(0599-25-3873)